埼玉の寄居駅に新設する駅前拠点施設の設計プロポーザル。現在の寄居駅には電車やバスの待合所や休憩場所がありません。そこで、駅に降り立った観光客や駅を日常的に使う住民が気軽に立ち寄れるような「まちの縁側」を提案しました。建物をぐるりと囲む縁側によって裏表のない施設になり、新しく整備される広場にも繋がります。縁側に囲まれた施設の中心には、広々と使える吹き抜けの無柱空間「まちの広場」を設けます。広場にはカフェの客席、農産物直売所に並ぶ新鮮な野菜、電車の待合客などが交錯し、さながら大きな駅のコンコースのような場所が生まれます。