秋葉原駅から徒歩5分、中規模のオフィスビルが建ち並ぶ大通りにある26室のホテル。日本の街のほとんどは、景観を保全するための条例が整っていません。ですから、好き勝手な建築が乱立し、統一感のある街並みが育まれません。今回の敷地の両隣には、垂直窓のオフィスビルと水平窓のオフィスビルが建っていました。その隣り合うビルとの関係性を利用して、都市の隙間を埋める建築をつくろうと考えました。ファサードの位置をそろえ、外壁の色味も両隣の中間にしています。高さこそ揃いませんが、ひとまとまりのビルの塔屋のようにも映ります。隣同士の関係をコツコツとつくれば、統一感のある街並が日本に生まれるのではないかと考えています。